メールを確実に届けるための条件
迷惑メール防止フィルターに引っかからないためには
① IPを分けて送信してひとつのIPで送信しない。
IPを分けて送信するためにはサーバーの台数を増やして送信をします。
② user unknown等のエラーメールになったアドレスを次回から送信しない。
エラーメールを正しく処理することで対応できます。
③ 不正なヘッダを使用しない。
実在しない送信者を使用しないなどメール配信のマナーを守ることで解決します。
④ SPFを使用してメールを送信する。
SPFをDNSに設定してメールを配信する。
⑤ domainkeysを使用してメールを送信する。
domainkeysを設定してメールを配信する。
届かなくなってからでは遅い
迷惑メール防止フィルターは、届かなくなってから対処したのでは、すぐに効果が表れないため最低でも1ヶ月間は、回復に時間がかかります。エラーメール処理等が反映されるのが遅かったり、既に相手側の自社に対するランクが低く設定されたりするため速く送信することができない事が多いためです。
メールサーバーを導入するための手順
① 現状の配信状況の把握
メールがどのくらいのメールを送信しているか、また、現状のボトルネックはなにかを把握し改善の余地をどれぐらい残しているかを把握します。
② ボトルネック分析による構成変更調査
ボトルネックを分析することによりサーバーなのか、それともエラーメールが多いのかと言った問題を分析します。そのことにより配信状況を最適化し、早く送信できるように構成を提案します。
③ ボトルネックの解消と構成変更
ボトルネックを解消するために構成を変更します。そこから時間をかけて実施テストを行います。
④ 新たなボトルネックの分析
構成を変更したことで新たに発生するボトルネックを分析します。
⑤ お客様毎のチューニング
配信するドメインは様々でお客様毎に違うため、最終的にはお客様環境でのチューニングをする必要があります。